重回帰式市場価格という新しい時価概念
マンション評価の新しい方式 相続等で取得したマンション一室の現行相続税評価額は、<建物の固定資産税評価額+路線価×敷地面積×共有持分>です。 これに対する、マンション財産評価の令和6年からの見直しが、パブリックコメントを経て、確実になりました。 見直しの内容は次の見慣れない算式の採用により実施されることになります。 現行相続税評価額×当該マンション一室の評価乖離率×最低評価水準0.6(定数) この算式の「相続税評価額×評価乖離率」の部分は、重回帰式市場価格と説明されており、市場での売買実例価格等を蒐集する ...
最低賃金の仕組みと今後の見通し
最低賃金が過去最高で上がる 最低賃金が全国平均で1,000円を超えたことが話題になっています。 最低賃金とは企業などが労働者に最低限支払うべき「時給」のことで生活に直結し影響を与えます。 対象者は 対象となるのは正社員の他アルバイトや派遣社員等すべての方です。 使用者は1時間当たりの賃金を最低賃金以上にしなければなりません。 最低賃金には各都道府県が個別に決める「地域別最低賃金と」特定の産業別に定める「特定最低賃金」の2種類があります。 一般的には地域別で見ます。 [clink url="htt ...
シニア雇用の現状と課題 働くシニアに望むこと
マイナビ2023年非正規シニア採用調査 人手不足を背景に非正規雇用のシニア(65歳以上)の採用について、警備、介護、ドライバーなどの業種で採用実績が高いようです。 シニアを採用している、または採用意向があると回答した人の「シニアを採用したい理由」としては「人手不足の解消・改善につながるから」51.2%、「専門性が高い・経験が豊富」37.1%、「これまで採用したシニアが優秀だったから」25.4%といった回答が上位に挙がっています。 一方、シニアを採用したくない理由として「体力や健康に不安がある」53.7%と ...
給料の差押えと会社の対応
給料の差押え 給料の差押えとは、自社に勤務する従業員が、何らかの事情によって、その有する借金等の債務を返済できない状態(滞納している状態)において、債権者が債務者である従業員の勤務先(第三債務者)に対して有する給与債権を差押えることです。 なお、ここでは、会社を「第三債務者」と呼びますが、これは法律上の呼び方であり、会社も当該従業員の債務を負うというような意味ではありません。 ただし、会社は法律の定めに従って一定の手続きを行う義務があります。 給料の差押えがあった場合の会社の対応 従業員に給料の全額を支払 ...
地籍調査の立会い
地籍調査とは 役所から地籍調査事業として、境界確認の事前立会いを求められることがあります。 地籍調査は、国土調査法に基づき、一筆ごとの土地について、所有者、地番、地目を調査し、境界と面積に関する測量を行い、その結果を地籍図、地籍簿に取りまとめるものです。 法務局には公図があるので境界は明らかと思いたくもなりますが、明治時代の地租改正で作成された公図の土地面積は実際の面積と異なることが多くあります。 調査には時間がかかる 地籍調査は、道路や水路等の公有地と民有地の官民境界に加え、民有地と民有地の境界を調査し ...
生成AIの業務利用について
生成AIの業務利用 ChatGPTに代表される生成AIは著しい技術進歩を経て、現状でも多岐にわたる業務への活用が可能です。 例えば、会議資料や議事録の作成などの一般的な業務のほか、キャッチコピーやアイデア出し等のクリエイティブ業務等幅広く活用が可能です。 一方で、生成AIには、企業秘密や個人情報の漏洩、知的財産権の侵害などの懸念も生じることから、業務利用を制限する企業も存在します。 いずれにしても、これらの新技術については、便利さとリスクの双方を理解し、業務に活用することが求められます。 生成AIの業務利 ...
生成AIと雇用
生成AIを取り巻く環境 2022年11月にChatGPTが登場して以来、生成AIに対する関心が急速に高まっています。 この関心の高まりには、「生成AIが人類の未来を明るいものにするであろう」というポジティブなものと同時に、「生成AIが人類の存続を危うくするのではないか」といったネガティブなものまで幅広く存在します。 実際、生成AIに関するリスクについては、各国政府も対応に追われ、例えばイタリアでは「GDPR(EU版個人情報保護法のようなもの)」との関係で問題があるとして、一時的にではありますが、利用停止を ...
今年はこれで最後!?小規模事業者持続化補助金
事業概要と目的 小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。 本補助金事業は持続的な経営に向けた経営計画に基づく販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。 第14回公募はすでに開始されており、申請受付の締め切りは2023年12月12日となっています。 補助対象 ...
通勤手当の税と社会保険
通勤手当と所得税 給与所得者に支給する通勤手当については、非課税限度額が設定されていて、その金額までの支給であれば、支給された通勤手当には所得税がかからない仕組みになっています。 非課税限度額は 交通機関又は有料道路を利用している人の場合: 1か月最高150,000円 自動車・自転車などを使用している人に支給する場合: 片道55キロ以上1か月最高31,600円~片道2キロ以上10キロ未満1か月最高4,200円 交通機関の通勤用定期券を支給の場合: 1か月最高150,000円 等となっています。 なお、通勤 ...
HRテクノロジーの活用と注意点
HRテクノロジーとは ChatGPTを中心とした所謂「生成AI」の人事労務業務への活用が盛んになりつつあります。 「生成AI」自体はここでいうHRテクノロジーと=(イコール)の関係ではありませんが、最新テクノロジーの人事労務領域での活用という共通点があることから、HRテクノロジー活用における労働法の問題点を取り上げたいと思います。 改めてHRテクノロジーとは、HR(Human Resource:人事)とテクノロジーを合わせた造語で、人的資源の調査・分析・管理等を高度化し、ビジネスパフォーマンスを高めるため ...









